旅行先でのインターネット
観光情報や宿の予約サイトなども増えていて、いまではインターネットを使えば自宅で旅行代理店と同じことができるまでになっています。家族で相談しながらゆっりく目的地を決めたいときも、インターネットはとても便利なものなのです。
このように、旅行前にいろいろな情報を集めるのはもちろん、旅先でもパソコンは大活躍します。
・インターネットで人気スポットやグルメ情報を探す
・旅先から楽しいメールを送る・受ける
・デジタルカメラの写真をパソコンに保存しておけば、いつでもたくさん写真を撮れる
といったことができます。旅先で、事前に調べていなかった情報があって調べたいときや、ガイドブックに載っていない情報を知りたいときに、パソコンを一緒に持っていくことで、すぐにインターネットでチェックできますし、デジタルカメラの写真もパソコンにどんどんためこんでおけば、「メモリがいっぱいです」という表示が出て削除することもなく、思い出の写真をたくさん撮ることができます。手元にノートパソコンがあるだけで、便利かつ安心して旅行を楽しむことができるのです。
旅先での接続方法 出先でインターネットに接続するには、以下の表のような3つの方法があります。それぞれ、メリットとデメリットがあり、用意するものも異なります。たとえば、人のにぎわう大都市を旅行するときは、お茶を飲みながら無線LAN接続サービスで、静かな観光地でのんびりするときは、旅館の部屋でダイヤルアップ接続してじっくりと、というように、旅先によって接続方法をチョイスしてみてはいかがでしょう。また、各接続方法で用意するものや料金が異なるので、それらを判断基準にしてもよいでしょう。

接続方法

メリット

デメリット

用意するもの

ダイヤルアップ接続

・ほとんどのBIBLOは標準でモデム搭載なので、すぐに利用できる
・モジュラージャックがあれば接続できる

・通信速度が遅い
・モジュラージャックがないと接続できない

・アナログモデム (※1)
・モジュラーケーブル
・アクセスポイントの番号

無線LAN接続サービス

・高速なインターネット接続が可能
・ワイヤレスでスムーズに接続できる

・利用可能エリア内に限られる
・エリアがまだ少ない

・無線LANアダプタ (※2)
・無線LANの接続設定

データ通信サービス

・携帯電話やPHSの通話エリア内なら、どこでもインターネットに接続できる

・専用の通信アダプタが必須

・専用通信アダプタ

※1:アナログモデム内蔵のパソコンでは用意する必要なし
※2:無線LAN内蔵のパソコンでは用意する必要なし
ダイヤルアップ接続 旅先からインターネットにつなぐとき、もっとも問題なく使えるのがアナログモデムを使ったダイヤルアップ接続です。
ほとんどのパソコンにはアナログモデムが標準搭載されているので、ほかに必要なのはモジュラーケーブルだけです。モジュラーケーブルはパソコンに同梱されているので、それを使えばOKです。ホテルや旅館などで、モジュラージャックが利用できれば、いつもお使いのプロバイダのアクセスポイントに電話をかけて、インターネットにつなげることができます。
旅館などによっては、客室にモジュラージャックがない場合があります。部屋からインターネットに接続できるかどうか、あらかじめ問い合わせておくとよいでしょう。部屋では通信できなくても、ロビーなど別の場所でインターネットが使えるようにしているところもあります。
次に必要なのは、接続するアクセスポイントの電話番号です。お使いのプロバイダのWebサイトなどで、目的地付近のアクセスポイントを調べておき、ダイヤルアップ接続の設定をしておきましょう。最近では各地のアクセスポイントを廃止して、全国で共通の電話番号にしているプロバイダも増えています。普段はADSL接続の方でも、ほとんどの場合はダイヤルアップ接続も許可されているはずです。ただし、ダイヤルアップ接続の場合は、電話代のほかに従量制の課金になるプロバイダもあるので、料金についても確認しておきましょう。
無線LAN接続サービス 無線LAN接続サービスとは、空港などの公共機関をはじめ、ホテルやレストラン、ファーストフード店などで、無線LANを使って高速なインターネット接続ができるサービスです。無線LANサービスには、NTTコミュニケーションズが提供する「ホットスポット」やYahoo! BBが提供している「Yahoo! BBモバイル」などがあり、東京を中心に展開していますが、最近は地方でも利用できる場所が増えてきました。
無線LAN接続サービスは、携帯電話とは違い、ごく限られた利用可能エリア内でしか通信できません。たとえば、ホットスポットの場合、広い羽田空港のなかでも「さくらラウンジ」でのみ接続することができます。まずサービスエリアを確認して、どこに利用可能エリアがあるのか調べておきましょう。
おもな無線LANサービス

サービス名

料金

サービスエリア

ホットスポット(NTTコミュニケーションズ)

1,680円(月額)/500円(日額)
367.5円+8.4円/分(従量制月額)

ビックカメラ、モスバーガーなど

Yahoo! BBモバイル(Yahoo! BB)

試験サービス中につき無料

マクドナルド、スターバックスコーヒーなど

Mzone(NTTドコモ)

円(月額)/525円(日額)

ドコモショップ、ケンタッキーフライドチキンなど

モバイルポイント(日本テレコム)

提携プロバイダによる

JR東日本/北海道/九州駅構内エリアなど

FREESPOT

無料(場所により有料)

提携店舗や施設

これら無線LAN接続サービスを利用するには、有料のものの場合、各サービスとの契約が必要になります。プロバイダと提携しているものについては、そのプロバイダの加入者のみ利用可能です。
接続に必要な機器は、パソコン本体のほかは無線>LANアダプタだけです。それぞれのサービスによって対応規格が異なるので、各サービスのWebページを参照しましょう。さらに、「ワイヤレス ネットワークの接続」の設定が必要になりますが、設定方法についても各サービスのWebページに掲載されているので、それを参考にすれば迷うことなく設定できるでしょう。これで接続の準備は完了です。あとは利用可能エリアに行けば、スムーズにインターネットに接続することができます。
データ通信サービス 無線LAN接続サービスは使える場所が限られるし、ダイヤルアップ接続も宿以外では使いにくいというようなときは、携帯電話やPHSを活用することを考えてみましょう。
一般的な携帯電話でも、パソコンと接続するためのインターフェイスカードを装着すれば、ダイヤルアップで利用することができます。ただし、通常の携帯電話はデータ通信速度が9600bpsと低速のため、ホームページの閲覧などにはあまり向きません。その代わり、ちょっとメールを確認するくらいの用途であれば、この速度でも何とかなります。この場合は、先ほどのダイヤルアップ接続と同じで、お使いのプロバイダのアクセスポイントに電話をかけるだけです。実はこの方法が、日本国内であればもっともカバーするエリアが広く、使える方法でもあります。車を使った家族旅行などでも、車中からメールチェックなどができて便利です。
また、DDI Pocketの「AirH"」のように、PHSを使った高速データ通信サービスもあります。AirH"の場合は、最大で128Kbpsでの通信が可能です。 ISDN回線の通信速度が最大128Kbpsですから、それと同等の環境がモバイルで実現できる訳です。
ただ、AirH"の料金は月額で5,000円前後なので、旅行のときしか使わない、という人にはちょっときついかもしれません。しかし、普段はPDAなどを持ち歩いて、通勤途中にもメールチェックなどをしたい、という目的もあれば検討に値するサービスです。 同じような高速データ通信サービスとしては、NTTドコモのPHSサービスとして用意されている「@FreeD」があります。さらに、より高速な通信環境を実現するサービスとして、「FOMA」を使った最大384Kbpsのデータ通信も可能です。